「面倒くさいなーー。同じこと何度も聞かされるなんてーー」 ヤンキー君である翼くんは、 「俺の親父使ったろ。駒のように」 息を吸い込んでから吐く。 「お父様から直々申し出があったわ。出来損ないの息子を頼みますって。私が適任みたいにね。 そうね。わたしがあまりにも欲しい力。 運命によってつまり万有引力に引き寄せられたと同じ意味だと思うの。 変えられる現実なら。今なら2人で憔悴しきったクラスを引っ張れるーーそう思うの」