これが運命なら







さすがのお兄ちゃんも呆れたよね?






自分でも思う、何やってるんだって。






お兄ちゃんは足を止めて左手で自転車を持って右手で私を引き寄せた。






「このバカ咲良!」






その一言で、その一言なのに伝わってくる、怒りと「もう大丈夫だと」いう安心を。






「ゴメンっ」






「引っ越しからって油断するなよ、そういう奴は何考えてるのか分かんねぇだから」 







「経験済み?」





「似たような事がな」






心もお兄ちゃんもそう昔からそう言った事を話さない。






話してくれてた方がいいじゃって思っていたけど美桜いわく、私が怖がらない為の事らしい。







「見かけたり会ったら、俺に連絡な」





「分かった」





本当に頼もしいよ。





あっという間に家に着いて、自転車も戻って来た。