Luna Noctis ―月影に堕ちる―

気づくと、暗い空間に立っていた。
そこにいたのは、影のように淡い少女――ミラ。

「ここは“境界”。消される前の場所」

ミラは静かに言う。
感情が強すぎる者は、この世界では“不要”とされるらしい。

「私は、消されるの」

あまりにあっさりした言葉に、ルナは言葉を失う。
そのとき、眩しい光が空間を貫いた。