とはいえ、ある程度の予定は決めなきゃか。
それと、大事なこと。
「ひなち。デートの日は、サンサン持ってこないで」
「嫌だ」
「人混みで、失くしたら悲しいでしょ?だから家置いてきて」
「…サンサンがいっぱいついてるリュックで行く」
「取れたらどうするの」
「サンサンに、いっぱいグッズ持ってるよって、アピらないとダメ」
サンサン第一だな…でも、今まで見たことないくらいの笑顔が見られるならいいか。
ひなちは、感情がよく分からないから、大喜びが見られるなら、僕は嬉しいよ。
グリーティングで、きっと1番喜ぶのはひなちだ。
既に、喜んでるし。
いつかは、僕とのデートで喜んでほしいけど。
「サンサン、どんな服着てほしい?」
《んー、ボクはひなちのどんな服も好きだよ?》
「困る回答だなー」
《でもボクと会うだけじゃないでしょ?横の人気者とのデートでもあるんでしょ?》
「そうだ忘れてた」
忘れないでもろていいですか?
割と本気で悲しいです。
「なんかデート服っぽいの着ていく」
「そ、そっか」
ひなちは頷いた。
「湊からは誘われないの?」
「クリスマスデートなんてしたことない」
「そうなんだね」
湊、本当に奥手なんだな。



