Sugar tears


サンサンだと饒舌になるのか…。


「僕は傷付けないよ。ひなちのこと、むしろ守りたいって思ってるよ」

《ボクが1番近くで守れるよ。ひなちが泣いてる時、寂しい時、傍にいられるのはボクだもん!》

「僕だってそういう存在になれるように頑張るし…」

《どうせボクには勝てないけどね!ふんっ》


サンサンへのこの信頼はなんなんだ。

まあ昨日話しかけたばかりだ。

こんだけ話してくれるだけ、マシなのかな。

サンサン越しとはいえ。


昼休み、相変わらず湊とひなちが一緒にご飯を食べている。

勿論邪魔する以外ない。


「昨日からお前なんなんだよ…」

「ひなちと近付きたいのに、ひなちの近くにいるのは湊の方」

「まあいいけど…どうせサンサンには勝てないし」


負け惜しみか。

ひなちのお弁当、今日はサンドイッチか。

相変わらず小動物みたいで可愛い。

サンサンが机に座っていて、ひなちを見ている。

僕にはあまり目を向けてくれない。

興味ないんだろうな…悲しいな。


「サンサン、一緒にご飯食べていい?」

「飯食ってる時はサンサン話さないぞ」

「えっ」

「陽子がいうには、サンサンと飯共有してるらしいから、自分が喋れない時はサンサンも喋れない」

「よく分かんないけど、分かった」