好きが故の拒絶って何だ…?
あれか、僕は1人でも大丈夫だけど、ひなちは1人じゃ無理だってやつ?
…僕だって、1人で生きていけないっての。
あわよくばひなちと生きていきたいってば。
帰り道、相変わらずサンサンを抱き締めて歩くひなち。
「手、繋ぎたいな」
そうお願いすると、サンサンの首根っこを掴んで片手を空けてくれた。
そして手を繋いでくれる。
「サンサン苦しいんじゃない?」
「サンサンは大丈夫」
しばらく歩いていて、少し遠回りで駅の方を歩いていた。
「うわ、サンサン女いるやん」
「ほんとだ」
「しかもイケメン彼氏付き?いいご身分じゃん」
突然別の高校の男女に絡まれる。
「何ですか?」
「彼氏さん?コイツと同じ中学だったんすよー」
「はあ…そうなんだ」
「休み時間、カバンからそれ出してブツブツ話してんの。キモくてー!」
「彼氏さーん、まだやってるんですか?そういうのー」
「揶揄うの良くないよ、そういうの」
「彼女がそういうのしてんの、周りの目気にならないんすか?」
「別に」



