Sugar tears


奇跡的に2人とも勝つという…。

貰えたのは、サンサンの小さなキーホルダー。

ショップでも買えるけど、数量限定のレアもの。

ひなちはプルプル震えながら喜んでいた。


「それでは、1組ずつ撮影のお時間です!前の方からお願いします」


僕らは5組目。

ワクワク待っていると…と思っていると、ひなちはじとーっとした目でサンサンを見ている。

同担拒否でしたね。

自分の番が来ると、リュックをサンサンに見せて、サンサン愛をアピールしてから、リュックを端に置いて、ぎゅーしていた。

僕はその様子をパシャっと撮っていた。


「おふたりとサンサンで写真撮りますよ」


とスタッフさんが言ってくれて、スリーショットを撮る。

うん、ロック画面はこれだな。


グリーティングが終わって、お腹空いたねとなる。


「何食べたい?」

「…パスタとか」

「パスタかー」


商業施設の中にパスタ屋さんがあるのは知っている。


「ここのレストラン街のでいい?」

「うん」


案外すんなり座れて、さくさくとひなちはメニューを決めていた。


「早いね、決めるの」

「私ジェノベーゼくらいしか選ばないから」

「ほうほう」


僕が選んでる間、さっきのキーホルダーを鍵につけていた。

既にサンサンのキーホルダーは付いていたけど。

お小遣いの大半をサンサンに使っていそうだ。