年上ヤンキーの熱が止まらない


「最初は俺も断った。心配ではあったけど、彼氏のフリして収まるのか。って思ったからな。だけど、その後何回もしつこく頼まれたから、一か月だけっていう約束でフリをした。まあ一緒に登下校したりフリデートするくらいなんだけど」


……フリでも、きつい。

「で‥一か月経ったんだけど、それまで一回もストーカーの気配がしなかったから、どういうことだって問い詰めたら嘘だ、って。俺が好きだから、一緒に過ごしたいから嘘をついたって言われた」

ああ……ストーカー、本当じゃなかったんだ。

好きな人と一緒にいたいからってそこまでするかな。


「俺が激怒して別れるし、ブロックするって言ったら、あいつ…かなにじゃあ死ぬ!って言われた。なんとか、別れる代わりにブロックはしない。ってことで決着はついたんだけどな」

そう、だったんだ。

「一切触れあってもないし、メールも向こうから一方的に来るだけ。俺からは必要な時以外全く返してない」


「…」

無言の私を見て、先輩がため息をつく。