ボクは手紙を書いたが全く父さんから、返事が帰って来なかった。
そこから数ヶ月して、父さんから手紙が返ってきた。
父さんは病気になっていて、病状は最悪だった。
ボクはすぐ故郷に帰った。
「父さん!;身体は大丈夫?いつからそんな…!;」
「すまない、ユリウス。病気は徐々に進行していて気づいたらもう遅かった、寝たきりだが、村の者達が助けてくれてる。お前は帰りなさい。」
「え?;なんで?」
「お前には、目標が出来たんだろう?みんなの役に立てるような人になると。」
「そう、だけど!;」
「たくさん学ぶ事が多いのだろう?村では学ぶ事に限界がある。団長さんもいい人と聞いた。…ユリウス、父さんは幸せだったよ。お前と一緒に村で暮らせて、お前の笑顔が何より嬉しかった。」
「最後にもう一度お前に会えて良かった。」
「父さん…泣」
そして、父さんは数日後に亡くなった。
「父さん、ボク皆の役に立てる様な人になってみせるね!」
魔竜騎士見習い(雑用係)のボクは、ドラゴンの世話役や、団長のサポート係をした。
ボクは12歳になっていた。
いつも、そればかりではなく、イジメにもあったりしていた。
貴族男子達は、ボクに文字通り雑用を任せたり、ボクをドラゴンの檻に閉じ込めたりした。
「………はぁ、また閉じ込めか。」呆れる。
「毎回やる事が子供じみてるんだよなー。」
「!……ここの檻って、誰にも懐かないドラゴンの檻じゃ!?」
「ヴゥゥ……!」ドラゴンの鳴き声。
「!…金眼の紅竜……、ごめんね!勝手に入っちゃって……!;」
ボクは謝った、そしてお詫びにドラゴンの好物の実を持っていたので、それをあげた。
だが、紅竜はそっぽを向いた。
「要らない…か。苦笑;」
「紅竜は、何か好きな物はある?」ボクは座って何となく話しかけた。
「ボクはね、好きな物ってゆーか、好きな人はね、ボクの尊敬してる父さんなんだ。」
ピクッと動く紅竜。
「…!それでね?笑 ボクは、父さんの作る発明品が大好きなんだ♪父さんのたまに抜けてる性格とか、まだ覚えてる、父さんの声とか表情とか…!」
「あぁ……、会いたいなぁ、また。笑泣;」
だんだん話してるうちに悲しくなってきた。
「あ!……お前も親が恋しいのか!?」
ドラゴンは何処か寂しそうだった。
「ボクも、寂しいよ……。」
そっとドラゴンを撫でるユリウス。
そのままユリウスは寝てしまった。
