(……しつこいな、)空をかけるユリウス。
だんだんユリウスと赤いドラゴンに乗った貴族男子の距離が縮まってきた!
「へへっ笑」
ユリウスは突然、ヘアピンカーブのごとく、急に向きを変えた!
そして、ドラゴンに真正面で構えた。
「はっ!?」突然追い掛けてた獲物が向きをかえ、こちらを睨んでいる。
そしてぶつかる!と思ったらユリウスは、スッと斜め下へ避けた!
「はぁ!?;」すると、指定エリア外に出てしまった!
ピピーッ!ピピーッピピーッ!(注意の笛)
「反則プレー!」
「はぁ?; ふざけんな!俺様は貴族だぞ!?」
「貴族であろうと、審判に歯向かうのは、即退場……だろ?」観客に居た、何か貫録のある男の人が言う。
「はぁー!?お前、貴族さまより審判の方が位が上だってか?お父様に言いつけるぞ!」
「お前こそ、ウィルド・ゲームの本質しらねーのか?これは、言わば実地訓練。魔竜騎士団に入る為のな。ボールは人質、ボールを如何に早く奪い返してゴール、自分の城へと連れ帰る。そーゆー訓練だ。」
「ぐっ…っ焦」
「そして審判は魔竜騎士団長。……団長の言うことは絶対だ。例え団長より位が上でもここでは王族よりも、…オレは上なんだよ。」
「ひっ……!;恐怖」さっきまで威勢の良かった貴族男子は青ざめた。
そこに居るのは、魔竜騎士団の団長だからだ。
