Bond of the race〜父と僕との絆〜



その頃、ユウシは女の子と鉢合わせる。

「キミ、誰?」ユウシは聞く。

「ワタクシはカサンドラの貴族、リリィ・T・コイオス。コイオス家の次女ですわ。よろしくお願い致します。」

紅い髪の淡いピンク系のドレスに頭に花の髪飾りをした、ボブヘアーの女の子。
小さな声で、ドレスの裾を持ち挨拶する。


「ボクの名前はユウシです。ユウシ・リーデンハイヤーです。よろしく。」


リリィ嬢は、口数が少なく、人が聞いた事だけに応えるだけだった。

そして、ボクがリナ姉やレン達と外の森に行った時、

ボクは【ホウキ】に乗った。


「何してるのかしら………。」リリィ嬢は小さな声でポツリと言ったその時!


ブォーン!!ホウキのはく部分から光と風と音が鳴り、ユウシがホウキと共にビュンッ!!と数10センチの高さで、浮きながら凄い勢いで走る!!


「うぉ!;おぉぉー!!」

中庭をあちこち走りながら、池の方へ!

風を出しながら飛ぶので、池の水が舞ってユウシはそのまま空へ飛んだ!!


空には綺麗な虹が掛かった。。。

それはそれは、綺麗だった……!


リリィ嬢はそれを見て感動した。


ブォンッと地面スレスレで舞い降りたユウシを見たリリィ嬢。


ユウシはホウキに名前を付けた。

「よし。このホウキの名前は、じゃじゃ馬、1号!」

「そんな名前可哀想ですわ!」リリィ嬢がどこから見ていたのか、ボクの前に現れた。


「リリィ嬢!え、あ、これは……;」

「隠さなくても大丈夫ですわ!それが噂の魔道具ですわね?」


「あ、はい………、」

「ワタクシにも乗らせて頂けませんか??」リリィ嬢の目はキラキラしていた。


「え?これは結構危ないですよ?;もし万が一アナタに怪我などありましたら、ボク達どんなお仕置が待ってるか…カタカタカタ(恐怖;)」

「そうそう!これは、貴女には早いですわ!」リナ姉も言う。

「辞めといたほーがいいよ、ボクたちも勝手に使ってるんだから。」ボソッと言うレン。

「大丈夫ですわ!それはワタクシの責任、怪我も承知。」胸に手を当て言う。

「じゃ、じゃあちょっとだけ……。」ユウシは言った。

「ボクが後ろに乗りますから、リリィ嬢はしっかりこのたずな(ホウキ)を持って…」


「こうかしら……」ビュンッ!!!

「きゃぁぁぁ!!!泣」リリィ嬢は1人で飛んでった。

「リリィ嬢!!しっかり握って離さないでください!!」

「ですが!;このじゃじゃ馬ホウキコントロール出来ないですわ!泣;」

「落ち着いて!自分が道具の主人だと思わないと、道具も言うことを聞きません!信じてください!」

「ホウキ!ワタクシが命じます!ゆっくり地上へ降りなさい。」

ホウキは嫌がる様にグンッグンッと左右に揺れる。

「ホウキ!ワタクシの言うことを聞かないと………」

「…燃やすわよ?」

ビクンっ!;としてリリィ嬢を乗せたホウキはゆっくり地上へ降りて行った。

まだ虹が掛かっている空に、天使が舞い降りたかの様だった。

その光景を見て、、


「エンジェル…ブルーム、、そうだ!この魔道具の名前は【エンジェル・ブルーム】(天使のホウキ)だ!」

「エンジェル・ブルーム…いい名前ですわね!」にこっと笑うリリィ嬢。

「リリィ、何をしている。」何処からか声がした。

「あ、お父様、、、汗;」

「ユウシ?何してるのかな?にこっ怒」ユリウスもにこにこしながら怒っていた。

子供達は謝った!

「「「ごめんなさい〜!;」」」

ユリウス達は話がまとまり、コイオスの使者を見送るとこだった。

ユリウスは言った。

「ユウシ?ホウキが欲しいのなら、そう言いなさい?危険な事をしなければこのホウキはキミに譲るんだから♪」

「わぁ!ありがとう♪」