Bond of the race〜父と僕との絆〜



この村の子達は、街で流行っている、【ウィルド・ゲーム】ごっこをしていた。

【ウィルド・ゲーム】とは…直訳【暴れるゲーム】…魔竜騎士がボールを2つどちらかのゴールに入れて得点を獲得するゲーム。

魔竜騎士とは…魔法を使うドラゴンに乗った騎士だ。

村の子供達は、家のフツーのホウキをドラゴンに見立てて、股がって飛んでるマネをする。

ボールも普通のボロいボールだ。

「あ!ユリウスの兄ちゃん!」

1人の子供が、ボクに気づく。

「やぁ、今日もみんな楽しそうだね♪」

「ユリウスの兄ちゃん!その本物のホウキで、飛んでゴールに入れてよ!このボール!!」

「んー、出来ないかなぁ。みんなの役に立つ為に父さん作ってくれたものだから、遊びで使うものじゃないから……。」

「役に立つ為ならさ!オレらの為に見せてよ!オレら将来ウィルド・ゲームする為に魔竜騎士になるんだから!」

「うん!絶対、魔竜騎士になるー!」

「お手本見せてよ♪ユリウス兄ちゃん!」

「見せて〜!見たい〜♪」子供達は騒ぐ。

ボクはこの時、何も分かって無かった。

この行動が、将来に関わる事になろうとは……。