ドキ…ッ
先輩、って言われただけなのに、名前を呼ばれたわけでもないのに、胸が高鳴る。
「な、なに?」
「ため息ついてると、幸せ逃げますよ」
幸せが逃げるって…ため息ついてるの星宮くんのせいなんだけどね!?
だけど、私がため息ついてるの、気にしてくれたのかな…。
だったら、それだけで嬉しい。
「…そうだね」
それだけ言い、横目で星宮くんを盗み見る。
奇麗なまつ毛…髪もサラサラ…背が高くて私なんて星宮くんの胸までしかない。
すごくかっこいい…。
じーっと星宮くんの横顔に見惚れていると、星宮くんが視線を感じて私を見た。
わ…目合った!

