全部に興味”ゼロ”なはずの彼氏の甘い溺愛


星宮くんの言葉に我に返り、慌てて横に並ぶ。

さっきよりもゆっくりな歩幅で、私に合わせて歩いてくれる。


ほんと、冷たいのか優しいのかわかんない。


学校でもや結構有名人な星宮斗真くん。

彼は、私の一つ下の彼氏…な、はず。

星宮くんは滅多に自分から話さないし、私が話をしても「へぇ」「そうなんですか」「ふーん」などで会話が終わる。

放課後だって、前にお互いの部活がない日は一緒に帰ろう。と言ったら、いいですよって言ってもらえたのに。

私がわざわざ階段を上って三階の星宮くんの教室まで行き、また下りてくる。

絶対に星宮くんが私の教室に来てから下駄箱行ったほうが早いし楽なのに…って思う。


だけど、それを前に言ったら「じゃあ来なくてもいいですよ」と言われてしまった。

一緒に帰れなかったら、もう話す機会がなくなってしまう。

二人で帰れるから、まだ私は星宮くんの彼女だと実感できている。