ロイヤルブルーの青年は、手に持つ弓を肩に担ぐと、帰り支度をしながら声をかけます。
「ベンノ。所詮、僕たちには生き物を殺める『狩』など向いていないようだ。さあ、今日はこの辺にして城に帰ろう」
立ち去ろうとする二人の背を、オディールは茂みの奥から、深い青の瞳で見つめ続けていたのでした。
(おかしな二人。男性なのに、狩もできないなんて)
月を隠していた雲が流れると、月明かりがロイヤルブルーの青年を映し出しました。
月明かりを見上げるように、顔を上に向けると、その澄んだ瞳に、オディール胸が締め付けられ、体が暑くなっていきます。思わず背中を向け視線を逸らします。
(あれ、私。どうしちゃったのかしら)
『見てはいけない』と思いながらも『見つめていたい』と不思議な感情が葛藤しています。
胸の鼓動が音をたて、静まる森に、響いてしまうのではないかと、手で押さえました。
オニキスは、主(あるじ)の異変を察して、不思議そうに鼻先を寄せ、見つめるのでした。
彼女は我慢できなくなると、再び茂みの中から、その青年を目で追います。
彼を見つめる表情は、春に咲く花のように華やかなものでした。
冷たいはずの頬は、その瞬間。赤みを帯びたものに変ります。
森を去る、ロイヤルブルーの青年を見つめ、オディールは、見知らぬ感情を抱きます。
「ベンノ。所詮、僕たちには生き物を殺める『狩』など向いていないようだ。さあ、今日はこの辺にして城に帰ろう」
立ち去ろうとする二人の背を、オディールは茂みの奥から、深い青の瞳で見つめ続けていたのでした。
(おかしな二人。男性なのに、狩もできないなんて)
月を隠していた雲が流れると、月明かりがロイヤルブルーの青年を映し出しました。
月明かりを見上げるように、顔を上に向けると、その澄んだ瞳に、オディール胸が締め付けられ、体が暑くなっていきます。思わず背中を向け視線を逸らします。
(あれ、私。どうしちゃったのかしら)
『見てはいけない』と思いながらも『見つめていたい』と不思議な感情が葛藤しています。
胸の鼓動が音をたて、静まる森に、響いてしまうのではないかと、手で押さえました。
オニキスは、主(あるじ)の異変を察して、不思議そうに鼻先を寄せ、見つめるのでした。
彼女は我慢できなくなると、再び茂みの中から、その青年を目で追います。
彼を見つめる表情は、春に咲く花のように華やかなものでした。
冷たいはずの頬は、その瞬間。赤みを帯びたものに変ります。
森を去る、ロイヤルブルーの青年を見つめ、オディールは、見知らぬ感情を抱きます。



