オディールは唇に人差し指を当て、オニキスに向けると、茂みの中から声のする方向を覗き込んでいました。
そこには腕には弓矢を持った、青年が二人。
(こんな森の奥深くまで、人間が足を踏み入れるなんて)
その物騒な持ち物に、オディールは警戒するように、息を潜めるのでした。
ロイヤルブルーの上着に、装飾が施されている上着。白いタイツにブーツを履く青年は、いかにも、高貴な者であることが伺えます。
隣の青年は、森の木々に馴染む深緑の服を纏い、背中には使い込まれた矢筒を背負っていました。彼は暗闇に光る、獣のまなこを見つけると、弓を弾き構えます。
放った矢は、目標から大きくそれ、暗闇から抜け出してきた獣は、小さな野うさぎでした。
逃げ去る野うさぎを見つめ、深緑の青年は、安心するように息を吐きました。
「何だ、森の猛獣かと思ったら、野うさぎか。脅かすなよ」
息つく彼に、ロイヤルブルーの青年は、明るい声で言いました。
「君から、気晴らしにでもと誘っといて、なんだい? その屁っ放り腰は」
「そんなこと言うなよ。母君から、結婚を進められ、日々悩んでいた君を思っての誘いだったんだから。それに君だって、格好ばかり立派でも、一向に弓を弾かないじゃないか」
二人は『宝の持ち腐れ』だと、お互いの持ち物をを見て笑い合います。
そこには腕には弓矢を持った、青年が二人。
(こんな森の奥深くまで、人間が足を踏み入れるなんて)
その物騒な持ち物に、オディールは警戒するように、息を潜めるのでした。
ロイヤルブルーの上着に、装飾が施されている上着。白いタイツにブーツを履く青年は、いかにも、高貴な者であることが伺えます。
隣の青年は、森の木々に馴染む深緑の服を纏い、背中には使い込まれた矢筒を背負っていました。彼は暗闇に光る、獣のまなこを見つけると、弓を弾き構えます。
放った矢は、目標から大きくそれ、暗闇から抜け出してきた獣は、小さな野うさぎでした。
逃げ去る野うさぎを見つめ、深緑の青年は、安心するように息を吐きました。
「何だ、森の猛獣かと思ったら、野うさぎか。脅かすなよ」
息つく彼に、ロイヤルブルーの青年は、明るい声で言いました。
「君から、気晴らしにでもと誘っといて、なんだい? その屁っ放り腰は」
「そんなこと言うなよ。母君から、結婚を進められ、日々悩んでいた君を思っての誘いだったんだから。それに君だって、格好ばかり立派でも、一向に弓を弾かないじゃないか」
二人は『宝の持ち腐れ』だと、お互いの持ち物をを見て笑い合います。



