お節介な君に救われるとかさ、


 抵抗するのも面倒だし、されるがままになりながらも頭の中の記憶を反すうしてしまう。


 お父さんも、お母さんも、ワルクナイハズ。何かの間違い、犯罪者なわけない……




「柵、越えられる?」



 この場を離れれば、もうしばらく全てを終わらせるチャンスはなくなってしまうかもしれない。


 この人、だいぶ気にかけているようだし。


 さっきから、ずっと私の顔を見てくる。顔は、前好きだった人にあんまり似ていなくてほっとする。



 あの人は、なんていうか、もはや若干トラウマなのだ。

 もう絶対、人のことなんて好きになりたくないと思ってしまうほどに。





「どうした、そんなに死にたいの?」