お節介な君に救われるとかさ、






 天国とか地獄とか、果たしてあるのかどうかも知らないが、スマホを持っていけるなら持っていきたい。

 スマホをズボンのポケットにねじ込んで、家を出る。




 何となくきょろきょろしながら、道を歩く。思い入れも何にもない光景ではあるけれど、最後だと思うといつもと違う感覚になる。

 しいて言うなら、引っ越しの前みたいな感覚かもしれない。