私は車を降ろされ、大きな門の前に立たされた
門が開き、目の前に広がっていたのは大きな庭園がついた御屋敷だった
「…目的地って本当にここなんですか?」
生まれて初めて見る光景に疑いをもってしまう
「ああ。この中にあんたのおじいさんが待ってる」
私は屋敷の中に通され、屋敷の中のはたくさんの使用人さんが一斉に頭を下げる
その中の一人の男性が私たちの目の前にやってきた
「ようこそおこしになさいました。私は使用人長を務めている深谷と申します。中でご当主様がお待ちです」
深谷さんは私たちを奥の広い部屋に連れて行った
部屋の奥には70代前半くらいのおじいさんが座っていたいた
「おお、来たか。その娘が麗だな」
「お待たせして申し訳ありません」
「若君こそすまんねぇ。さっそく本題に入ろうか。麗、おまえはわしの孫なんじゃよ。若君から陰陽師のことは聞いただろう。すぐ理解するのは難しいと思うがわしももう年じゃ。いつまで陰陽師として役目を出来るかわからん。そこで麗、そなたに次の当主になってほしいのじゃ」
私の祖父と名乗る人と彼が流暢に話始めた
さっきから何が起きているのだろう
どんどん追いつけないまま話は進んでいく
だけどこの人の目が嘘をついてるように見えなくて物事が本当かわからない、夢かもみたいな状況だけど理解する努力をする
「まだよく分かってなくて仮定の話なんですけど私は陰陽師になれるんですか?」
「今すぐは無理じゃろう。だが、そなたは北神家の血を引いている。訓練をすれば立派な陰陽師になるだろう」
私はそこである疑問をもった
「北神家ってことは私の父方の祖父ということですよね。…私の父は陰陽師だったんですか?」
祖父は複雑な顔をして話し出した
「そなたの父は小さいころから陰陽師としての教育を受けていた。だが陰陽師として生きる道を拒んだのじゃ。自分の人生は自分で決めたい、とな。その時に息子は家出し、行方が分からなくなっていた。事故で亡くなってようやく孫がいた事もわかったのじゃ」
そんなことがあったなんて・・・
私はお父さんが大好きだっただけどいがいと知らないことも多いんだな
そんな事があったのに私にいつも優しくして寄り添ってくれたお父さんへの感謝が込み上げてくる
「麗にも父親と同じように自分の人生がある。だが120年続いてきた北神家をここで終わらせたくないのじゃ。そなたの母親にも楽をさせることができるぞ」
多分、色々調べてお母さんのことも知ってるんだと思う
きっとそれもあって今声をかけてくれたんだ
でもそっか。お母さんを楽にできるんだ
お母さんは私のためにいつも頑張ってくれている。この選択できっと私の人生は大きく変わる
けどお母さんに日頃の感謝と親孝行がしたい
「私、北神家の次期当主になります!」
私ははっきりした声で堂々と言った。
「おお!本当か?!本当に感謝する。あと言い忘れておったが北神家は南月家と『組』を作る仕来りがあるのじゃよ。当主同士が男女だった場合は結婚するという仕来りなのじゃ。そなたの隣におるのが南月家の次期当主、南月青葉(みなづき あおば)君だ。これからの人生を共にしてゆく相手だ。よく話をしておきなさい。わしは先に失礼する。麗の母親には話をつけておくから安心すればよい。ではまた」
え・・・結婚?じゃあこの人が私の婚約者ってこと?
唐突に未来の夫が決められてしまった…
それにしても南月青葉…
私は少し引っかかった。
いやそんなはずない。
だってこんな都合のいいことあるはずがないのに
門が開き、目の前に広がっていたのは大きな庭園がついた御屋敷だった
「…目的地って本当にここなんですか?」
生まれて初めて見る光景に疑いをもってしまう
「ああ。この中にあんたのおじいさんが待ってる」
私は屋敷の中に通され、屋敷の中のはたくさんの使用人さんが一斉に頭を下げる
その中の一人の男性が私たちの目の前にやってきた
「ようこそおこしになさいました。私は使用人長を務めている深谷と申します。中でご当主様がお待ちです」
深谷さんは私たちを奥の広い部屋に連れて行った
部屋の奥には70代前半くらいのおじいさんが座っていたいた
「おお、来たか。その娘が麗だな」
「お待たせして申し訳ありません」
「若君こそすまんねぇ。さっそく本題に入ろうか。麗、おまえはわしの孫なんじゃよ。若君から陰陽師のことは聞いただろう。すぐ理解するのは難しいと思うがわしももう年じゃ。いつまで陰陽師として役目を出来るかわからん。そこで麗、そなたに次の当主になってほしいのじゃ」
私の祖父と名乗る人と彼が流暢に話始めた
さっきから何が起きているのだろう
どんどん追いつけないまま話は進んでいく
だけどこの人の目が嘘をついてるように見えなくて物事が本当かわからない、夢かもみたいな状況だけど理解する努力をする
「まだよく分かってなくて仮定の話なんですけど私は陰陽師になれるんですか?」
「今すぐは無理じゃろう。だが、そなたは北神家の血を引いている。訓練をすれば立派な陰陽師になるだろう」
私はそこである疑問をもった
「北神家ってことは私の父方の祖父ということですよね。…私の父は陰陽師だったんですか?」
祖父は複雑な顔をして話し出した
「そなたの父は小さいころから陰陽師としての教育を受けていた。だが陰陽師として生きる道を拒んだのじゃ。自分の人生は自分で決めたい、とな。その時に息子は家出し、行方が分からなくなっていた。事故で亡くなってようやく孫がいた事もわかったのじゃ」
そんなことがあったなんて・・・
私はお父さんが大好きだっただけどいがいと知らないことも多いんだな
そんな事があったのに私にいつも優しくして寄り添ってくれたお父さんへの感謝が込み上げてくる
「麗にも父親と同じように自分の人生がある。だが120年続いてきた北神家をここで終わらせたくないのじゃ。そなたの母親にも楽をさせることができるぞ」
多分、色々調べてお母さんのことも知ってるんだと思う
きっとそれもあって今声をかけてくれたんだ
でもそっか。お母さんを楽にできるんだ
お母さんは私のためにいつも頑張ってくれている。この選択できっと私の人生は大きく変わる
けどお母さんに日頃の感謝と親孝行がしたい
「私、北神家の次期当主になります!」
私ははっきりした声で堂々と言った。
「おお!本当か?!本当に感謝する。あと言い忘れておったが北神家は南月家と『組』を作る仕来りがあるのじゃよ。当主同士が男女だった場合は結婚するという仕来りなのじゃ。そなたの隣におるのが南月家の次期当主、南月青葉(みなづき あおば)君だ。これからの人生を共にしてゆく相手だ。よく話をしておきなさい。わしは先に失礼する。麗の母親には話をつけておくから安心すればよい。ではまた」
え・・・結婚?じゃあこの人が私の婚約者ってこと?
唐突に未来の夫が決められてしまった…
それにしても南月青葉…
私は少し引っかかった。
いやそんなはずない。
だってこんな都合のいいことあるはずがないのに



