現実世界の、王子様


そのうち、なぜか私にボールがパスされた。

女子達が私を見て、「はい!春瀬さん、頑張って!」と笑顔で言ってくる。


頑張るとは言っても、シュートは
私がやるより、他の人がやったほうが
いい気が。

そううじうじと私が思い悩んでいると、「春瀬!パス!」という声が聞こえた。
目の前に立っていたのは先程試合で大活躍していた月島だった。

キャプテンを意味するビブスを着た
彼は私を見て、そう言ってきたのだ。