「寝起き……」
「別に気にしてない」
「こっちが気にします」
怒りを込めて睨みつけると、そんな私に純さんは緑色の目を細めて言った。
「久しぶりに一緒に朝ごはんが食べれるなんて嬉しいよ」
確かにあの日ぶりだ。
私は料理なんて出来ないから作ってくれるのは純さんだ。手伝おうとしたらこれまた驚愕の目を向けられた。
完成した朝ごはんを噛み締めて食べる。
「今日は家にいるのか?」
「はい。一応仕事しないといけないので」
これでも仕事をしているのだ。驚くべきことにね。
会社に還元するという父との約束は果たさないといけない。
「お昼頃に連絡する」
「いらないですよ?お仕事忙しいでしょうし」
「いらない」
どの口から出てきたのだろう、という顔で同じ単語を繰り返した純さんに「すみません!」と土下座したくなった。



