図書室の秘密


遭遇したらみたことある顔だなーーって。


幼馴染の廉くんがいた。


手元に何か持ってるっ。


学生証だーー。


「お久。涼子」


「ひ、久しぶりで……」


このやりとりをみて驚愕した私を挟む2人。


「なんだ免疫なかったんじゃなかったんだ……」


と勘違いしそうな2人をとめるように、


「私の幼馴染!陽川廉君です!」


幼馴染というワードに苛つきを見せたとは知らずに
説明から始まるーーと、


「もう男できたんだね。その様子だとさぞチヤホヤされてるんだろうな」


「チヤホヤ……?」


と頭を悩ませていると悠馬君が助け舟を出してくれた。


「幼馴染かどーかは知らないけど塚本涼子は恋愛体質0%で育ってきたの!俺らには敵わない程度の恋愛未熟者なの!」



そう言うと納得がいったように、

「そうか、それで……。じゃ、これ届けにきただけだから」


と学生証を返される。


「じゃ」

と手を振られ、「ありがとう……!」と返した。