ガラッと扉を開けた先にいた人物は、どこかで見たことがあるような…⁇それが誰かは直ぐに分かった…まさか私が人類史上一番苦手な彼が傘泥棒だなんて⁈
取り敢えず冷静になろうと思い直した私は、「失礼します」と言って恐る恐る教室に入った
「おっ⁉︎莉緒来てくれたんだ⁉︎やっぱり俺の勘爆当たり⁉︎」
(……これは予想していなかった…目の前にいる人物は私が人類史上最も苦手なチャラ男だ…)
髪の毛は校則違反な明るめの茶髪、学生服の下はかろうじてワイシャツをきているけれど、ボタンを二つ開けていて、中からブルーの派手なTシャツがはだけて見えている…
(まさか私の傘を盗んだ奴が怖い人でもドッキリでもなくチャラ男の立花くんだなんて…)
確か目の前にいるこの人は、A組の立花一《たちばなはじめ》くんだったと思う…
よく廊下で進路指導の先生が「たちばなー。髪の色戻せー」と廊下で騒いでいる声が聞こえてくる為、嫌でもその名を知っている…
それから、彼とは前に一度相合傘をした事がある…でも、それだけだ…
私には至極縁のない人種だと思っていたのに、なぜにそんな彼が私の傘を泥棒して私を呼び出すのだろう⁇
溜め息しか出てこない自分を持ち直し、私は「私の傘返してください」と恐る恐る口にした
(……早く傘取り返して帰りたい……)
「分かった。傘は返すよ⁉︎その代わり、俺とデートして⁉︎」
私とは至極関わりのない関係のない人物だが、立花くんはチャラいけど女子達みんなが騒ぐ程のイケメンだ…
鼻筋の通った整った顔立ちにシャープな眉、二重の切れ長な目、目立つ茶髪は彼にはよく似合っている
いつも隣には可愛い女子達を代わる替わる連れており、立花くんの女の子関係は絶えない…
私の中では極めて苦手な人種であり、至極関わりのない人物な筈の彼が、何故私にデートしてほしいと言っているのだろう…
(……私は傘さえ返してもらえればそれでいいのに……)
「…デートとか意味がよく分からないし、私は傘を返してもらえればそれでいいので…兎に角私の傘返してください」
これは所謂何かの罰ゲームだろうか⁇やはりドッキリ⁉︎だとしたら何て迷惑でタチの悪い悪戯だろう…しかもこんな時間に傘を盾に呼び出して、デートしたいと言うなんて、立花くんは余程暇らしい…
私は取り敢えず返してもらおうと彼に近づいた…近くて見るとやはり女子達が騒ぐだけあって格好いい。私はドキッとしてしまって思わず立花くんから視線を逸らした…
「デートが駄目なら俺と連絡先交換しよう」
やはり彼には言葉が通じない。さっきからデートしようと言ったり、連絡先を交換しようと言ったり、流石の私でも好意を持たれているのは分かる
(……連絡先交換して傘を返してもらえるなら、まあいいか。早くこの場から去りたいし……)
私は「分かりました。じゃあ連絡先交換するから早く私の傘返してください」と言って、鞄の中からスマホを取り出した
取り敢えず冷静になろうと思い直した私は、「失礼します」と言って恐る恐る教室に入った
「おっ⁉︎莉緒来てくれたんだ⁉︎やっぱり俺の勘爆当たり⁉︎」
(……これは予想していなかった…目の前にいる人物は私が人類史上最も苦手なチャラ男だ…)
髪の毛は校則違反な明るめの茶髪、学生服の下はかろうじてワイシャツをきているけれど、ボタンを二つ開けていて、中からブルーの派手なTシャツがはだけて見えている…
(まさか私の傘を盗んだ奴が怖い人でもドッキリでもなくチャラ男の立花くんだなんて…)
確か目の前にいるこの人は、A組の立花一《たちばなはじめ》くんだったと思う…
よく廊下で進路指導の先生が「たちばなー。髪の色戻せー」と廊下で騒いでいる声が聞こえてくる為、嫌でもその名を知っている…
それから、彼とは前に一度相合傘をした事がある…でも、それだけだ…
私には至極縁のない人種だと思っていたのに、なぜにそんな彼が私の傘を泥棒して私を呼び出すのだろう⁇
溜め息しか出てこない自分を持ち直し、私は「私の傘返してください」と恐る恐る口にした
(……早く傘取り返して帰りたい……)
「分かった。傘は返すよ⁉︎その代わり、俺とデートして⁉︎」
私とは至極関わりのない関係のない人物だが、立花くんはチャラいけど女子達みんなが騒ぐ程のイケメンだ…
鼻筋の通った整った顔立ちにシャープな眉、二重の切れ長な目、目立つ茶髪は彼にはよく似合っている
いつも隣には可愛い女子達を代わる替わる連れており、立花くんの女の子関係は絶えない…
私の中では極めて苦手な人種であり、至極関わりのない人物な筈の彼が、何故私にデートしてほしいと言っているのだろう…
(……私は傘さえ返してもらえればそれでいいのに……)
「…デートとか意味がよく分からないし、私は傘を返してもらえればそれでいいので…兎に角私の傘返してください」
これは所謂何かの罰ゲームだろうか⁇やはりドッキリ⁉︎だとしたら何て迷惑でタチの悪い悪戯だろう…しかもこんな時間に傘を盾に呼び出して、デートしたいと言うなんて、立花くんは余程暇らしい…
私は取り敢えず返してもらおうと彼に近づいた…近くて見るとやはり女子達が騒ぐだけあって格好いい。私はドキッとしてしまって思わず立花くんから視線を逸らした…
「デートが駄目なら俺と連絡先交換しよう」
やはり彼には言葉が通じない。さっきからデートしようと言ったり、連絡先を交換しようと言ったり、流石の私でも好意を持たれているのは分かる
(……連絡先交換して傘を返してもらえるなら、まあいいか。早くこの場から去りたいし……)
私は「分かりました。じゃあ連絡先交換するから早く私の傘返してください」と言って、鞄の中からスマホを取り出した



