好きなひとはお医者さん⁉︎

翌朝


みおサイド


あんまり寝れなかったな…
検査、何するんだろう。痛いことされたくない。


亜古「おはよう!もう起きてたんだね」


朝ごはんをあこちゃんが運んできてくれた。


亜古「食べられるだけでいいから食べててね。夜、寝れなかったのかな?」


なんで分かったんだろう…


みお「大丈夫です、寝れました」


はぁ、、あこちゃんに嘘ついちゃった。


亜古「あと1時間くらいしたら呼びに来るからね。先に体温と血圧だけ測ろうかな」


亜古「体温計挟んでてね。腕ごめんね〜」


腕に血圧計を巻かれる。


シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、


加圧されて少し痛い。こんなちょっとしたことで、勝手に涙が出てくる。


亜古「みおちゃん!?ちょっと痛かったね。ごめんね。びっくりしたね」


首を横に振る。あこちゃんは悪くないのに。


亜古「もうすぐ成瀬先生来るからね」


ピピピピ…
体温計が鳴る。


亜古「36.9℃ね。熱はないね〜」


コンコンコンっ


成瀬「待たせてごめんな」


待ってません。早速身体が警戒モード。


成瀬「胸の音聴くから、前開けられるか?」


え…?
もう、成瀬先生は、首にかけてる聴診器を耳にはめようとしている。
考えるより先に身体が動いて、病衣を握りしめてうずくまる。


亜古「みおちゃん、ちょっとだけ頑張ろうか」


あこちゃんにかかれば私の抵抗なんて全く意味ないみたい。
あっという間に病衣をめくられて手を握られる。


そして、聴診器を当てられる。


成瀬「深呼吸して」


怖くてできない。
見かねたあこちゃんが


亜古「吸って〜、吐いて〜、吸って〜、吐いて〜」


手を握ってくれて、背中をさすってくれた。


成瀬「よし、問題ないね。夜は寝れたか?」


びっくりして、思わず顔を上げる。
じっと顔を見つめられる。切れ長で、高い鼻。誰が見てもかっこいい。
初めて目があった。私のこと、見てくれてるんだって思った。


フリフリッ


成瀬「そうか。検査があるって聞いて緊張しちゃったかな」
  「検査の説明しとくな」


それから、今日の検査の説明をして、ちゃんと朝ごはんを食べるようにと言って、成瀬先生は病室を出て行った。