好きなひとはお医者さん⁉︎




みおサイド


成瀬「みおちゃん!みおちゃん、わかる?手握れる?」


だれ…?手、握る…?


…ぎゅ


成瀬「よかった、ここ、病院なんだけど覚えてるかな?成瀬雅紀、みおちゃんの主治医だからよろしく」


神崎「よし、分からないうちに挿管チューブ外そうかな。お口、開けててね」


なに?そうかん?一度に色々言われてよくわからない。


神崎「ちょっと我慢してね、ごめん」


口元を触られる
と同時に喉に違和感。


苦しい、怖いっ


ズルっ


何かが喉から引き抜かれる


成瀬「頑張ったな。ん?」


みお「ハァ…ハァ…グスングスン…」


成瀬「呼吸苦しくなるぞ。もう泣くな」


神崎「みおちゃん、苦しいね。ちょっと胸の音聞かせて?」




成瀬サイド



神崎先生がみおの病衣に手をかけようとした瞬間_


みお「やだ、いやっ ハァハァ…い…ハァ…や…ゲホゲホッ」


みおは身体を震わせ始めた。


神崎「みおちゃん?怖くなったのかな?大丈夫、痛いことしないよ?胸の音聞くだけだよー」


成瀬「みおちゃん、先生と一緒に頑張ろう」


膝の上に震えるみおを座らせて固定する。
無理にさせたくないが、脱管直後なのと、パニックで呼吸が乱れているので音は聞いときたい。


素早く病衣をめくり、手を握る。


神崎「深呼吸できるかな?上手だよ。目の下も見させてね。首触るよ」


神崎先生が素早く診察してくれたおかげか、されるがままだったみおの震えも次第に落ち着いてきた。


成瀬「頑張ったな。偉いぞ」



みおサイド



神崎「あ、自己紹介、してなかったね。神崎優斗です。内科で呼吸器専門なんだけど、みおちゃんは喘息っていう病気だから、喘息に関しては僕が診るからね」


この優しそうな先生は神崎先生っていうんだ…あと1人の成瀬先生?はなんか怖そう。


私やっぱり病気なんだ
怖いよ…


神崎「今まで呼吸が苦しくなったことがあったよね。それは喘息の症状なんだ。そういうことがあったら、このナースコールを押してね。先生たちが来るからね」


成瀬「怖がらなくていい。しばらく入院して、しっかり治そう」