あ、いけないいけない!! 急がなきゃーーっ。 私は慌てて鞄を持って家を出た。 駅までの道のりはあっという間だった。 啓斗の事を考えてたらほんの一瞬だったんだよ(笑) 「啓斗ーーーっ!!!」 「香奈っ。」 2人して駆け寄った。 ――愛する人にすぐに近づきたかったから。 「バイト終わったから。いっぱい遊ぼうな??」 「うんっ。いっぱいだよ?」 「おう!!」 2人で笑い合って歩き出した。