翌日。 「おはよう、芽依」 「おはよ」 私が見る限り、彼が誰かといる所を見たことがない。 「…私以外に友達いないの」 「そんなことないよ?」 そう言って笑った。 「ただ俺は、今一緒にいたい子といたいだけ」 真面目な顔でそう言われた。 私はそんな大層な人間じゃない。 彼に大切な時間を与えられる人間じゃない。 「放課後、さ。誰もいなくなるまで残っててほしい」 「分かった」 突然そう言われた。