君に「好き」を伝えたくて


「どうした?照れちゃった?」


違う、違うよ京くん。


「10年20年って、こうしてたかった…」

「そんなこと言わずに、40年50年って…何で泣いてるの?」

「京くんと、いつまでいられるか分からない。付き合った時点で、余命3ヶ月から半年だったんだ」

「え…?」

「それからもう3ヶ月経つから、あと3ヶ月生きれるかな?ってくらい」

「…治らないの?」

「今の医療技術じゃ無理なんだ。私は間に合わなかった」

「だから、傷付けるよって…」

「そう」


京くんは何も言わず、頭を撫でながら強く抱き締めてきた。


「京くん…ごめん。付き合っていいよなんて言って」

「なんで」

「京くんは傷付くし、私めんどくさいし」

「本気で言ってる?怒るよ」

「ごめん」