遼くんは泣き顔がお好き。



「あれ?宮尾センパイ何その真っ赤な顔、
風邪でも引いた感じ?
今日の勉強会は不参加の方がいいんじゃない?」

「は?!別に赤くねぇよ!
お前1年だろ、俺らと勉強する内容違うんだから勉強会来るなよ!てか久原さんと距離近すぎんだよ!」

ぎゃあぎゃあと言い合いをするこの2人、
なんとなく相性が悪いらしいと最近気付いた。

相変わらず遼くんはあたしにひっついてくるし、
宮尾くんや田道くん、相原くんはあたしのことを気にかけてくれる。
みんなのおかげでクラスメイトから無視されていてもなんとか学校に来れていると言っても過言ではないだろう。


…だけど。

めちゃくちゃ贅沢を言うと、

女の子の友達が欲しい。


いまだにそんなことを思ってしまうあたしって、どこまでも欲しがりでわがままなんだろうと呆れてしまう。
それでもふとした瞬間に思ってしまう。
体育でペアを作る時、
女の子ならではの話をしたくなった時。

女の子の友達が居たらなぁ、と思ってしまう。


クラス中の女子から口をきいてもらえないあたしには夢のまた夢なんだけど。