許しをこうみたいにあたしの目を上目遣いで見つめると、
そっとその顔が傾けられる。
そしてそのまま柔らかい何かが唇のすぐ横に触れる。
唇の横に、キスをされた。
あたしの反応を見るみたいに、目をすっと細めてじっとみつめる。
自分が何をされたか分かったのに、
あたしは身体を動かさない。
ただ目の前にあるチョコレートみたいな甘い色をした目をぼんやりと眺めることしかできなかった。
「………やめてって言ってよ、れいちゃん
いつもだったら嫌そうにするじゃん」
そんなこと言えない。
だってあたし、
嫌だと思ってない。
震える唇を動かして、掠れた声で呟く。
「…嫌じゃないよ」
そう言った瞬間、優しい力で頬を包まれて顔を引き寄せられた。
