優しさに触れたなら

私も椀を持ち湯沸かし器から
注ぐ準備をする。


「姫菜乃ちゃんの話も聞きたいな」


お湯を注いでからテーブルに移動して座っていただきますをした。


「私は全然っ……」


こんな奇跡だらけの環境に身を据え置くのが勿体無いぐらい感じた。


「まぁ……、あそこにいるのは居場所みたいなもんだから誰も自分から話そうとしないがな」



納得した。させられた。