優しさに触れたなら


「俺孤児院に昔いてさ、


唯一拾ってもらったのが養子縁組の


父がさかなりエリートでさ……、


教育熱心な父親でさ……、


ある時0点のテストを持って帰ってきたんだよ」


静かに語り出す尚輝くん。


「もの凄い迫力で怒られてさ……、


それから見放された。塾も通わなくていいってさ」


わかめのスープの粉を椀に入れる尚輝くん。


どちらにするか聞かれてワンタンメンにした。ダンボールから取り出した、椀に麺と粉を入れる。