優しさに触れたなら


気配りしてくれていたのだ。着信音が響いて聞き耳をたてていたのかもしれない。移動して壁沿いに立って。


お父さんとの会話も聞かれたかもしれない。


メビウスの輪のごとく、私達は繋がったのかもしれない。


父親が最低って意味で。


あの日公園で話しかけたら怒気いっぱいの父親さながら


息子の尚輝くんをよく思ってなさそう


だったからだ。