「……きみが謝ることじゃない。ひどい男だな。それに院内の情報まで看護師を使って取っているなんて、卑劣にもほどがある」
低く震える声に、私は焦って首を振った。
「違うんです、我が社はあんな行為は絶対に……ほかの営業の者は、ちゃんと仕事で信頼を得て――」
「わかってる。君をずっと見ていたから」
穏やかに戻った声にほっとする。
「とは言っても医療の場を汚す輩を見つけたからには捨て置けない。上に報告したいところだが、君にも疑いの目が向くしな……」
確かにそのとおりだ。我が社の評判を下げるわけにはいかない。
ほどなくして、何か企てを思いついた様子の先生が、形のいい口元に笑みを寄せた。
「手がある。君も協力してくれるか?」
※
翌日。
私と広士は、何事もなかったかのように、いつもどおり一緒に営業に回った。
「昨日の鷹宮先生へのプレゼン、どうだった?」
低く震える声に、私は焦って首を振った。
「違うんです、我が社はあんな行為は絶対に……ほかの営業の者は、ちゃんと仕事で信頼を得て――」
「わかってる。君をずっと見ていたから」
穏やかに戻った声にほっとする。
「とは言っても医療の場を汚す輩を見つけたからには捨て置けない。上に報告したいところだが、君にも疑いの目が向くしな……」
確かにそのとおりだ。我が社の評判を下げるわけにはいかない。
ほどなくして、何か企てを思いついた様子の先生が、形のいい口元に笑みを寄せた。
「手がある。君も協力してくれるか?」
※
翌日。
私と広士は、何事もなかったかのように、いつもどおり一緒に営業に回った。
「昨日の鷹宮先生へのプレゼン、どうだった?」



