すると高橋先生が入ってきた。
いつものぶすりとしているのだけれども、今日は打って変わって笑顔まで浮かべている。
「先生、今日はお時間をちょうだいし、ありがとうございます」
「いいよ座って。僕の方こそお祝いの言葉を遅くなって申し訳ない」
え、なんのこと?
私が言葉に詰まっていると、先生はいやだなぁと笑った。
「鷹宮先生と婚約されたそうで。おめでとう」
「えっ! いっ、あ……ありがとうございます」
そんなまさか! という言葉を飲み込んで、笑みを作る。
早い。
あれから数日しか経っていないのに、もうこんなに浸透しているなんて。
どおりで、今朝病院に来た時からやたらに多く看護師さんが視線を寄こしてくるわけだ。
「実は僕の研修医の時の担当が鷹宮先生でして、今でも先生には頭が上がらないんです。その奥様となられるわけですから、これからは失礼があってはいけないなと思いまして」
「いえ、あくまで仕事の時は一介のMRです。特別扱いはしていただかなくても……」
いつものぶすりとしているのだけれども、今日は打って変わって笑顔まで浮かべている。
「先生、今日はお時間をちょうだいし、ありがとうございます」
「いいよ座って。僕の方こそお祝いの言葉を遅くなって申し訳ない」
え、なんのこと?
私が言葉に詰まっていると、先生はいやだなぁと笑った。
「鷹宮先生と婚約されたそうで。おめでとう」
「えっ! いっ、あ……ありがとうございます」
そんなまさか! という言葉を飲み込んで、笑みを作る。
早い。
あれから数日しか経っていないのに、もうこんなに浸透しているなんて。
どおりで、今朝病院に来た時からやたらに多く看護師さんが視線を寄こしてくるわけだ。
「実は僕の研修医の時の担当が鷹宮先生でして、今でも先生には頭が上がらないんです。その奥様となられるわけですから、これからは失礼があってはいけないなと思いまして」
「いえ、あくまで仕事の時は一介のMRです。特別扱いはしていただかなくても……」



