いつもとは違う緊張があった。
大丈夫。この時間なら、鷹宮先生に会うことはまずない、はず。
そう自分に言い聞かせながら、駆け足にならないよう意識して進む。
どうにかして先生に会うことなく要件を終わらせたかった。
この時間帯は、先生は手術中か術後で休息を取っていることが多い。
フロアに出てくることはまずない。だから会うこともないはず――そう思って自分を落ち着かせる。
あれから、先生とプライベートの連絡先を交換した。
その日からメッセージが来るようになった。
頻繁というほどではないけれど、毎日一、二通。
内容は、朝の挨拶や返事を求めない食事の誘い。そしてときどき甘い口説き文句が混じる。
いまだに、信じられなかった。
雲の上の存在みたいだった先生が、私を恋愛対象として見て、付き合ってほしいと願うなんて。
それとも私がひどい勘違いをしているだけだろうか。
しばらくすれば先生も正気になって、あの優しくも厳しい雲の上の存在に戻るのではないか。
そんなことばかり考えてしまい、メッセージのやり取りはほとんどできなかった。
既読スルーばかりになってしまって、返しても一日置いてからになった。
返信が遅くなった理由はいつも忙しいからと添えていたけれども、本当はどういう文章にしていいか悩んで時間がかかっていたからだ。
そんな状況なので、会うと気まずい。
だからこうして先生を避ける時間を選んで営業に来てしまったのだった。
大丈夫。この時間なら、鷹宮先生に会うことはまずない、はず。
そう自分に言い聞かせながら、駆け足にならないよう意識して進む。
どうにかして先生に会うことなく要件を終わらせたかった。
この時間帯は、先生は手術中か術後で休息を取っていることが多い。
フロアに出てくることはまずない。だから会うこともないはず――そう思って自分を落ち着かせる。
あれから、先生とプライベートの連絡先を交換した。
その日からメッセージが来るようになった。
頻繁というほどではないけれど、毎日一、二通。
内容は、朝の挨拶や返事を求めない食事の誘い。そしてときどき甘い口説き文句が混じる。
いまだに、信じられなかった。
雲の上の存在みたいだった先生が、私を恋愛対象として見て、付き合ってほしいと願うなんて。
それとも私がひどい勘違いをしているだけだろうか。
しばらくすれば先生も正気になって、あの優しくも厳しい雲の上の存在に戻るのではないか。
そんなことばかり考えてしまい、メッセージのやり取りはほとんどできなかった。
既読スルーばかりになってしまって、返しても一日置いてからになった。
返信が遅くなった理由はいつも忙しいからと添えていたけれども、本当はどういう文章にしていいか悩んで時間がかかっていたからだ。
そんな状況なので、会うと気まずい。
だからこうして先生を避ける時間を選んで営業に来てしまったのだった。



