「――はい、ぜひご説明させていただければと。時間は十分ほどで済ませ――え、あ、はい。ありがとうございます、では今日で。お時間は――」
『うん、会えるの、楽しみにしてるよ』
という言葉を聞いて、通話を終える。
今日もすんなりと鷹宮先生にアポをいただけてしまった。ちょっと拍子抜けする。
あの一件以来、先生にすんなり会えることが増えた気がする。
きっとまだ傷心中だと思って、私のことを気遣ってくれているんだろうな。
仕事は厳しいけど、本当はすごく優しい方だということは、あの一件の時に実感した。
先生が協力してくれたおかげで、その後広士ときっぱりと縁を切ることができた。
彼は今は支店移動を申請中だと噂で聞いた。きっと遠い所へ逃げて、うやむやにしたいのだろう。
私も彼のことは早く忘れたかった。
両親や職場に婚約解消を伝えるのは精神的にこたえたし、傷ついた心もまだ全然癒えていない。
けれど、時間をかけるしかない。
幸い私には仕事というやりがいがある。
まず一番報いなければならない人は鷹宮先生だ。みっともなく泣いたところもお見せしてしまったし、名誉挽回もかねて、しっかり仕事で評価しなおしてもらわなくては。
今日も役立てていただけそうな情報がいろいろとあるから、喜んでもらえるといいな。
『うん、会えるの、楽しみにしてるよ』
という言葉を聞いて、通話を終える。
今日もすんなりと鷹宮先生にアポをいただけてしまった。ちょっと拍子抜けする。
あの一件以来、先生にすんなり会えることが増えた気がする。
きっとまだ傷心中だと思って、私のことを気遣ってくれているんだろうな。
仕事は厳しいけど、本当はすごく優しい方だということは、あの一件の時に実感した。
先生が協力してくれたおかげで、その後広士ときっぱりと縁を切ることができた。
彼は今は支店移動を申請中だと噂で聞いた。きっと遠い所へ逃げて、うやむやにしたいのだろう。
私も彼のことは早く忘れたかった。
両親や職場に婚約解消を伝えるのは精神的にこたえたし、傷ついた心もまだ全然癒えていない。
けれど、時間をかけるしかない。
幸い私には仕事というやりがいがある。
まず一番報いなければならない人は鷹宮先生だ。みっともなく泣いたところもお見せしてしまったし、名誉挽回もかねて、しっかり仕事で評価しなおしてもらわなくては。
今日も役立てていただけそうな情報がいろいろとあるから、喜んでもらえるといいな。



