せめて、日常の中でだけでも彼が安らげる時間を持てたらと思っていた。
けれども、以前ならすぐに返ってきた返信も、今では半日以上既読がつかないことが珍しくない。
スマホを開いては閉じ、通知の来ない画面を、ただぼんやりと眺めてしまう時間が増えた。
こんな時間も、こんな風に変わってしまった自分も嫌だった。
待っているだけでは、何も変わらない。
それなら、自分から行動を起こしてみよう。
ちゃんと、一真さんと話し合うべきだ。
そう思って【会って話がしたい】とメッセージを送ると、今回はいつもより早く返事がきた。
三十分ほどしか時間は取れないが、会えるのを楽しみにしているという内容だった。
私はふたりでよく利用していたお気に入りのカフェを、待ち合わせ場所に指定した。
約束の時間から少し遅れて、一真さんが姿を見せる。
「君から会いたいなんて、珍しいな」
「最近なかなか会えなかったので……。メッセージもスムーズにやり取りできていないですし……」
「……そうだよな。ごめん」
彼は申し訳なさそうに詫びたものの、すぐにいたずらっぽい顔をした。
「でも、ようやく君から会いたいって言ってもらえて嬉しかった。メッセージの返信、すぐ送りたかったのに我慢するの、けっこう辛かったんだからな」
「え? わざと……?」
「いつも仕事優先の君に、たまには寂しいって思ってもらいたくて」
久しぶりに、彼の意地悪な微笑みを見た。
けれども、以前ならすぐに返ってきた返信も、今では半日以上既読がつかないことが珍しくない。
スマホを開いては閉じ、通知の来ない画面を、ただぼんやりと眺めてしまう時間が増えた。
こんな時間も、こんな風に変わってしまった自分も嫌だった。
待っているだけでは、何も変わらない。
それなら、自分から行動を起こしてみよう。
ちゃんと、一真さんと話し合うべきだ。
そう思って【会って話がしたい】とメッセージを送ると、今回はいつもより早く返事がきた。
三十分ほどしか時間は取れないが、会えるのを楽しみにしているという内容だった。
私はふたりでよく利用していたお気に入りのカフェを、待ち合わせ場所に指定した。
約束の時間から少し遅れて、一真さんが姿を見せる。
「君から会いたいなんて、珍しいな」
「最近なかなか会えなかったので……。メッセージもスムーズにやり取りできていないですし……」
「……そうだよな。ごめん」
彼は申し訳なさそうに詫びたものの、すぐにいたずらっぽい顔をした。
「でも、ようやく君から会いたいって言ってもらえて嬉しかった。メッセージの返信、すぐ送りたかったのに我慢するの、けっこう辛かったんだからな」
「え? わざと……?」
「いつも仕事優先の君に、たまには寂しいって思ってもらいたくて」
久しぶりに、彼の意地悪な微笑みを見た。



