腹黒ドクターの独占欲は、傷心MRを離さない


仕切り直しのディナーデートは、本当に素敵なものだった。
一真さんは、高級ホテルの最上階にあるレストランを予約してくれていて、夜景を眺めながら、ゆっくりと美味しい料理を堪能させてもらった。
けれど、何より嬉しかったのは、彼が用意してくれていたサプライズプレゼントだった。
小ぶりのダイヤがあしらわれた、華奢で可愛らしいネックレス。

「これからも、君は俺の特別な人だから」

その言葉とともに首元に触れた指先が、少しだけくすぐったい。
胸の奥がじんわりと温かくなって、喜びと幸せで、何も考えられなくなった。

食事のあとは、いつものように一真さんの家へ向かった。
もちろん、彼を私の部屋に招いたこともあった。
一週間かけて徹底的に掃除をした甲斐もあって彼はくつろいでくれたけれども、やっぱり彼の部屋のほうが広くて整っていて、落ち着く。
なので自然とおうちデートは一真さんの家が定番になっていた。