『透明な僕たちの、混ざり合わない恋の色』

恋愛(ピュア)

『透明な僕たちの、混ざり合わない恋の色』
作品番号
1780245
最終更新
2026/04/20
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
――いつか僕が消えても、きみの世界が鮮やかなままでありますように。




中学2年生の春、一ノ瀬真白(いちのせ ましろ)は、



クラスの窓際でひとり静かに本を読む転校生、如月空(きさらぎ そら)に目を奪われる。




空は、まるで触れたら消えてしまいそうなほど色が白く、その瞳はどこまでも透き通っていた。




自分の意見を持たず、周囲の色に合わせることで「透明人間」のように生きてきた真白。




けれど、空だけは違った。彼は、明日が当たり前に来ることを信じていないような、危うい光を纏っていたのだ。




「一ノ瀬さん。世界って、本当はこんなに色に溢れてるんだよ」




ある放課後、屋上で空が真白に見せたのは、彼が密かに描き続けている「世界の断片」のスケッチだった。




二人は少しずつ距離を縮めていく。




けれど、二人の想いが重なろうとするたびに、空はふっと、どこか遠くへ行ってしまうような寂しい顔をする。




真白がその理由を知ったのは、夏祭りの夜だった。




空は、重い病を抱えていた。彼の命は、あと1年、もつかどうか。




「僕が死んだら、僕という色は世界から消えてしまう。だから、誰とも混ざり合いたくなかったんだ」




空の告白に、真白は溢れる涙を止めることができない。




混ざり合えば、別れはもっと苦しくなる。




それでも、真白は空の手を握りしめた。




「消えるなんて言わないで。私が、空の色を全部覚えてるから。……混ざり合って、二人だけの新しい色を作ろうよ」




刻一刻と迫るタイムリミット。




真っ白だった少女の心と、空のように儚い少年の命が、最後に描き出す奇跡の色とは――。




「生きること」と「恋すること」を全力で駆け抜ける、切なすぎる青春純愛ストーリー。

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