吸血姫様は逆ハーレムを所望するっ!

あとの情報収集はララに任せて私は人狼部隊の稽古をしてやった。
周りの様子を直に見るために人狼部隊と一緒に行動し、私が目覚めたことを領地内の魔族に知らせた。
まあそんなことしなくても怒りで魔力があふれ出たせいかもう知られていたけど。

「で、ここにはカメーレがいたと思うけど。 死んだのかしら?」
「いいえ。 まだ生きておられますが、回復はほとんどできておりません」
「珍しいわね。 カメーレは回復能力にたけている魔族だったと記憶しているのだけれど」
「毒を食らってうまく回復できていないようです。 彼らは外傷には強い回復力を持ちますが毒は対象外のようです」
「そう。 だから下に隠れているのね」

魔族のカメーレ。
異世界で言うカメレオンの能力を持った魔族。
周りに溶け込み身を隠しながら戦う。
戦闘力はそれほど高くなく、隠れながら情報収集することにたけている種族だ。

「久しぶりカメーレ」
「…お、ひさしゅうございます…、アイラ様」
「随分弱弱しいこと」
「ふ、がいなく…」
「毒と聞いたわ。 治してあげようか?」
「いいの、ですか?」
「えぇ。 でもララと同じようになるけどその覚悟はある?」
「…はい。 この苦しみ、から、解放されるなら…」
「わかったわ」

私は自分の腕を自分の爪で切り裂く。
そしてカメーレの口に血を5滴ほど飲ませた。

「っぐぅがぁああ!」
「それに耐えたら毒は消えるわ。 フルウ部隊長、彼を屋敷に運んでちょうだい」
「っは!」
「5滴なら耐えれるでしょう。 頑張りなさい。 カメーレ」
「…ぐぅっ! は、はい…っ!」