玄関はものすごい人だかり。

あたしは身長152cmのチビだから

なにもみえない。

しょうがないから160cmもある千咲に

代わりに見てもらうことにした。

「千咲ぃ!!あたし何組ぃ!?

誰と一緒ぉ!?担任わぁ...!?

ねえ、千咲ぃ!!」

「うっさい!!今探してるんだから

静かにしてよ!!」

「はあーい...。」

あたしと千咲はいつもこんな感じだ。

「...」

「...」

「...香恋!!香恋、奇跡がおきたよ!!

同じクラスだよ!!」

「嘘ぉ!?やったあ♡

同じクラスとかまぢ幸せー♪」


このときはまだ知らなかった。

この後に、もっと幸せな日々が

待っていることを...。