「樹!!」

樹は振り向きあたしの前にやってきた。

...言わなきゃ...。

「あの「あのな」

あたしが「ね」を言おうとしたとき

あたしの声は樹の声に消されてしまった。

「うん...」

なにを言われるんだろう...。

お前ウザぃとか言われたら

どうしよう...。

そんなんだったら、

告白する前に玉砕ぢゃん...。

お願い。

あたし、いまから告白するんだよ??

...自信なくすようなことだけは、

言わないで...。

とても不安な気持ちで答えた。

そしたら...








「好き」








あたしの不安とは逆に樹はそう一言

夢のような言葉をいったんだ。