You are my best

そんなことを考えていると

帰りの時間になっていた。

「それではこれから帰ります。

行きと同じように並んで、

出発してください。」

あたしの声のトーンも

なんとなく下がっていた。

みんなわいわい喋りながら

行きと同じ道を歩いている。

でも、後ろを歩くあたし達は、

無言だった。

こんなの...初めて。

ねえ、何か喋ってょ...。

何か喋ってくれないとあたし、

涙があふれちゃいそうだょ...。

学校までの道のりが、とても遠く感じた。