明日があるなら

つぶさに感じ取られる親の愛情。


お父さんは、
「俺が死ぬまで逝こうとするな」

母は食卓の用意が済んだので
「朝ごはんできてるわよー」

と催促する。

二人とも同じ姿勢で座っていたのか足が痺れていたそうだ。

私は申し訳なく感じつつ元気な様子を見せると、


お父さんの方は慈悲の籠った笑みで、母も慈愛を含めた笑みで食卓を囲んだ。

洗面所を借りて化粧に至るーー。

成人したら一人暮らしが待ってるからなーー

と何の未練もなくそう思ったーー。