「本当にいいのか??」

そんな中、隼人が発した言葉に耳を疑った。

「本当に・・・俺は由愛を好きでいていいのか??」


震える声で・・・でも、しっかりとそう言ってくれた。


「当たり前じゃん。」


思わず嬉しさから笑みがこぼれる。

当たり前じゃん・・・

前からそう言ってるじゃん・・・


「バカ隼人。」

「ごめんな。辛い思いさせて。」

ううん。

隼人の方が辛かったの知ってるから、
「許す。」

「サンキュ。」

また二人で笑い合える日が来るなんて・・・

夢みたいだよ。


そして、隼人はまた一つ、夢みたいなことをあたしに言ってくれたよね。

それは・・・あたしにとって夢みたいな贈り物だった・・・




「俺・・・東京の大学受けるから。」