「由愛、おめでと。」 「ありがとう」 やっと「おめでとう」の言葉をくれたのは隼人・・・ではなく、弟の拓也。 「ぁ、ねぇ2人で乾杯しよっ。高校生になったから。」 隼人の前で拓也と仲良くするあたし。 「それいいな。じゃぁ、乾杯。」 「乾杯。」 2人で笑って隼人を見る。 隼人は、 「由愛、最悪。拓也、ぶっ殺す」 とだけ言って、また料理を食べ始めた。