拓也とも久しぶりだなぁ・・・

そんなことを考えていたら、突然隼人が真剣な声で

「由愛、聞いてくれる?」

って言った。

「・・・うん、いいけど。」

さっきと声色が全然違う隼人。

思わずベッドの上で正座までするあたし。

「ぁのさ・・・・」

長い沈黙。

何?・・・聞きたいけど、なんとなく聞けない。

別れ話・・・とか・・・ない、よね?

イヤなことばかりが頭に浮かんでいたその時、

隼人がやっと口を開いた。

「ぁのさ、ホテルに泊まる、由愛の誕生日の日なんだけど・・・。」

「・・・うん。」