苦しくて、それ以上に気持ちよくて、徐々に限界が近づいてくる。声を我慢する余裕も、羞恥を感じる余裕もない。
「好き……」
「野々花」
「一哉さんが、好きっ……」
ただ翻弄されるままに快感を享受し、野々花は一哉への愛を伝える。
「俺も。野々花を愛してる」
絶頂を迎えたのは野々花が先だったか、それとも同時だったか。あまりの愉悦に視界が歪み、意識が白んでいく。
久しぶりに抱き合った心地いいぬくもりを感じながら、野々花は瞳を閉じた。
ぼんやりと瞼を開けた野々花の目に映ったのは、愛おしげに野々花の髪を撫でる一哉だった。
「あっ、私、寝ちゃって……?」



