「さぁ、ママのとこ行こうね」 助産師さんは私の着ていた 院内着の前を開くと 胸に赤ちゃんを乗せてくれた。 カンガルーケアってやつかな。 「……生まれて来てくれて…ありがとう」 私は幸せを噛み締めて そっと赤ちゃんを撫でる。 「これから、宜しくな」 「赤ちゃん〜。お兄ちゃんの冬也だよ」 「…あか…ちゃん…?」 私は今とっても幸せだよ。 大切な家族に恵まれて。 とても幸せ。